2018-11-23
こんにちは!
ニットー営業担当の山仲勢矢です。
今日から新入社員の私が社内の色々な製品について
現場にインタビューしていく「ニットー自慢の技術紹介」の
コーナーを始めたいと思います。
私自身の勉強をかねて皆様にニットーが誇る技術力を
紹介できていけたら幸いです。
さて、記念すべき第1回目は、「プレス加工」についてです。
「プレス加工」とは2つの工具で素材を挟み、強い力をかけて
素材を曲げたり、切ったり、穴をあけたりする加工方法です。
工具は「金型」と呼ばれていて、挟んだときに素材が
加工したい形になるように工夫されて作られています。
簡単に言うとクッキー作りの鉄バージョンといったところでしょうか。
では実際に現場に加工しているところを見に行ってみましょう。
山仲「お疲れ様です」
M氏「お疲れ様です」
「どうしたのかな?」
山仲「実は今ニットーの技術をHPで紹介していく企画をやっていまして」
「これは何を加工しているんですか?」
M氏「これは厚さ9mmのフラットバーに穴をあけているんだよ」
山仲「へぇ、こんな厚い板にも穴をあけることが出来るんですね」
M氏「ちょっと見ててごらん」
山仲「はい」
バコーン!!!
山仲「すごい、本当に穴があいた。こんな綺麗にあけられるんですね」
M氏「そうだね、本当はこの手の加工はレーザーを使うんだけどね」
「でもプレスを使えば、低コストで早く量産することが出来るんだ」
山仲「へぇ、そうなんですね」
バコーン!!!
バコーン!!!
バコーン!!!
山仲「ん?1回1回素材をひっくり返している?」
「Mさん、何で1回1回ひっくり返しているんですか?」
M氏「え?あぁこれはね、毎回同じ方から力を加えていると素材が反ってしまうんだ」
「力が加わる面を交互に変えるとほら、真っ直ぐのままでしょ?」
山仲「本当だ、すごいですね。そんなところまで考えられているなんて」
M氏「まあね」
山仲「これ、穴あけるのにどれくらいの力でプレスしてるんですか?」
M氏「これは大体100tくらいかな。うちでは200tまで出来るからこれはたいしたことないかな」
山仲「そうなんですね、100tなんて想像もつかないです」
「Mさん、貴重なお時間ありがとうございました」
今回はプレス加工事例のひとつ9mmフラットバーの長穴加工でした。
ポイントはレーザー加工からプレス加工に変更したことでコストダウンと量産が同時に行えていること。
ニットーは高い技術力を応用して、変わった加工方法やコストダウン事例が
他にもたくさんあります。
これから少しずつ紹介していこう思うのでよろしくお願い申し上げます。