2019-03-04
こんにちは!
ニットー新人営業マンの山仲です。
今日は、ワイヤーカット放電加工機(以下ワイヤーカット)を使った面白い形の加工事例を見つけたので、現場の東出さんにインタビューしてみました。
写真1 「上下異形状加工」サンプル
山仲「おはようございます。」
東出「おはようございます。」
山仲「こんな変わった製品を見つけたのですが、これはワイヤーカットでの加工ですか?」
写真2 「上下異形状加工」サンプル
東出「ああこれはワイヤーカットですね。」
山仲「やっぱりそうなんですね。」
山仲「ワイヤーカットについて知りたいのですがお聞きしてもいいですか?」
東出「いいですよ。」
山仲「ではさっそくですが、これはどういった加工方法なのですか。」
東出「これは上下異形状加工と言って上と下の面の形が違う加工方法です。」
写真4 「上下異形状加工」下
東出「ワイヤーカットはこういった特殊な形状の加工でも正確な精度を出すことができる加工方法なんです。」
山仲「すごい。なんでもできそうな機械ですね。」
東出「加工できる大きさや材質は限られているけどね。」
山仲「そうなんですか?」
東出「大きさは800×600×300まで。」
東出「材質は通電するものなら。例えば樹脂やプラスチック、ガラスは電気を通さないから加工できないかな。」
山仲「なるほど。この側面の角度はどれくらいまで加工できますか?」
東出「テーパーは15°までですね」
山仲「わかりました。ありがとうございます。」
今回はワイヤーカット放電加工機を使った加工事例「上下異形状加工」についてでした。
写真5 ワイヤーカット放電加工機 型式:ROBOCUT α-c800iB / メーカー:FANUC / 加工サイズ:800×600×300
ワイヤーカットの特徴は加工に時間がかかりますが、正確な精度で細かい加工が出来るところです。
ちなみにテーパーというのは構造物の径、幅、厚みが先細りになっていることをいうそうです。
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