2012-02-26
『Appleは何をデザインしたのか?』というフレーズに惹かれて
久々に『Casa BRUTUS』を手にしました。
(Casaは建築関連のネタが多いので学生の時はよく読んでいたのですが
横浜に引っ越してからは立ち読みすらしなくなっていました。)
大学の研究室のパソコンが全部Macだったので
自然とAppleとの付き合いは始まったのですが
社会人になると職場がWINDOWS環境になり
プライベートでもいつしかWINDOWSのPCを使うようになり
Apple製品との関わりも少なくなっていました。
それが、去年の10月に携帯をiPhone4Sに切り替え
ノートPCのMac Book Proが我が家に導入され
会社でもiPhone、iPad関連の製品を手掛け始めたこともあり
Apple製品との付き合いが徐々に増えてきました。
iPhone4Sを手にしたときにハードやソフトは勿論
ピクトグラム、パッケージまで洗練されていて
手にする喜びがあるプロダクトだなと感じました。
Casaの特集の中にも
『Why Apple? なぜ、アップルを使うのですか?』という問いがあり
『デザインの良さ』『アップルの革新性』『機能性・利便性』『思想』など
共感できる回答が数多く掲載されていました。
Apple製品を愛用している人は
デザインや機能性に拘りのある方がいるのも事実ですが
そこに合わせて商品を開発していこうとすると
非常にハードルが高くなってしまうと感じています。
読み進めると同じ問いに
『好き、というよりもイヤな要素が比較的少ないからだと思います。』
という興味深い回答があり
これは商品を開発する上で一つの指針になり得るような気がしました。
普通に考えても『イヤなものは買わない』。
私自身も知らず知らずにうちに
『イヤな要素が比較的少ない』ものを買っていることに気がつきました(汗)。
自社製品については今後どのような展開になるかは未知ですが
加工性は勿論、他にも自分なりの思想を持って関わっていきたいなと思います。
槙原