2022-03-16
こんにちは!
ニットー営業担当の山仲勢矢です。
毎年ニットーに春の訪れを伝えてくれる桜の木ですが、この度敷地内のレイアウト変更に伴い、2本あるうちの1本は撤去となってしまいました。
桜の木は2010年にニットーが鳥浜に移転した際に植えられ、昔は木の下でお花見会もやっていたそうです。従業員にとってはとても思い出深く言わば守り神のような木です。
そんな桜の木をただ捨ててしまうのはあまりに寂しいので、僕の趣味でもあるウッドワーキングで新しい形へと生まれ変わってもらいます。
まずは使えそうな枝を選定します。
今回はスプーンを作るので少し太めがいいです。
次に斧で粗削りをしていきます。
薪割りをやったことがある人は分かるかと思いますが、正直斧は細かい作業に向いていません。一歩間違えると真っ二つです。木目をよく観察し、力加減を繊細にコントロールしながら慎重に丁寧に且つ豪快に削っていきます。
仕上げはナイフです。
使いやすいように全体的にS字のような形状にするのが拘りポイントです。
最後に模様を彫ったら完成です。
模様はナイフの先端で彫った溝に、細かく砕いたコーヒー豆と胡桃油を混ぜたものをこすりつけて着色しています。
着色するまでちゃんと彫れてるか分からないのでドキドキです。
全体的に胡桃油をなじませたら完成~
使えば使うほどアジの出る世界にたった1本のスプーンです。
本当は全員分を作って配りたいですが、桜の木と僕の休日が足りないので今回は数本だけにします。思い出のあるモノが姿を変えて新たな用途で大切に使われるってなんかいいですよね。古民家のリノベーションとか大好きです。
余談ですが作ったスプーンを売りながらバイクで旅をするのも僕の夢のひとつです。あ、もちろん営業マンと兼業でですよ。今はテレワークが主流になってきてますからね。
ではでは。